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【おまけ】
「んー……」
パソコンに向かってて固くなった身体を思いっきり伸ばした。背骨がボキボキ鳴る。
何かに没頭しだすとつい時間を忘れてしまうたちの俺は、今回もそうだった。
ツアーに向けての曲作り。
今日も朝からずっとパソコンに向かいっぱなしだ。
俺はふとケータイが光っているのに気付いた。
手に取り開いてみれば留守電が一件。
なんだか嫌な予感がしたが、とりあえず聞いてみることにする。
恐る恐る聞いてみると……
『Call me!!!!!!』
プー プー プー……
「はぁ……」
口から自然と溜め息が溢れた。
くだらないと思う。
こんなことをしてくるアイツにも、こんなことされてるのに満更でもない俺自身にも。
きっと俺は、この留守電に従ってしてしまうのだ。
END
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