第1章 アカデミアへ

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「グライブ校長。遅れてきた新入生を迎えに来ました。」 「丁度よかった、入ってくれ。」 扉を開けて入ってきたのは、薄い水色の短髪に同じ色の目、白いタンクトップにジーンズのズボンという格好だった。 「イル、彼が担任の先生だ。」 「イル・クライシスです。よろしくお願いします、えっと…」 「レオン・ハーネスだ。よろしく。」 2人は握手した。 「レオン先生、イル・クライシスは女子なので注意してください。」 「はい?」 薄い水色の短髪―レオン・ハーネスはイルを上から下まで眺めている。 「…どう見ても、男に見えるが…」 「ちゃんと胸ありますよ?レオン先生。」 「そうだな、言われなければ気がつかないな。」 納得するように頷くレオン先生。 「そろそろ朝のHRが始まるので、教室の方に案内を。」 「分かりました。イル、ついて来てくれ。」 「はい。」 イルとレオン先生は校長室を出て行った。
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