220人が本棚に入れています
本棚に追加
/92ページ
「グライブ校長。遅れてきた新入生を迎えに来ました。」
「丁度よかった、入ってくれ。」
扉を開けて入ってきたのは、薄い水色の短髪に同じ色の目、白いタンクトップにジーンズのズボンという格好だった。
「イル、彼が担任の先生だ。」
「イル・クライシスです。よろしくお願いします、えっと…」
「レオン・ハーネスだ。よろしく。」
2人は握手した。
「レオン先生、イル・クライシスは女子なので注意してください。」
「はい?」
薄い水色の短髪―レオン・ハーネスはイルを上から下まで眺めている。
「…どう見ても、男に見えるが…」
「ちゃんと胸ありますよ?レオン先生。」
「そうだな、言われなければ気がつかないな。」
納得するように頷くレオン先生。
「そろそろ朝のHRが始まるので、教室の方に案内を。」
「分かりました。イル、ついて来てくれ。」
「はい。」
イルとレオン先生は校長室を出て行った。
最初のコメントを投稿しよう!