第2章 クラスの中の再会

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「先生!新入生はまだ?」 教室の後ろの方にいる男子生徒が言った。 「今から呼ぶから待っていろ、入ってくれ。」 その声を聞き、イルは教室の中に入った。 イルの姿を見た大半の生徒は「カッコイイ~!」や「何だ、男か。」など感想を言っていた。 「それじゃあ自己紹介してくれ。」 「諸事情で遅れました、イル・クライシスです。こんな格好をしてるけど女だ。よろしく。」 イルの自己紹介で感想を言っていた生徒達は驚きの声を言っていた。 「イルの席は1番後ろの窓側だ。」 レオン先生に言われた席にイルは着いた。 「今日は昨日言っていた通り、午前中は魔器の作成、午後は外で使い魔の契約をしてから合同任務の振り分けを発表する。 アクセル!聞いているのか!」 「んぁ?聞いてますよ、レオちゃん。」 イルの隣の席で寝ていた男子生徒が言った。 髪型はオールバックで長く、髪の色は赤色。目の色は緑色で、両目の下には紫色で小さい逆三角形のタトゥーが入っていた。制服はイルが着ているのと同じだ。 「レオちゃん言うな!それよりどこで聞いた!」 「昨日の帰りに3年生の特待生と2年生の特待生の男子生徒が教室に入ってきて、先生の事をいろいろ言ってた。」 「あの悪戯2人組か!後で注意するとして、アクセル!隣に遅れた特待生がいる。2人の魔器の作成は1時間遅れていいから、簡単に校舎を案内しておいてくれ。」 「了解!レオちゃん。」 「だから、レオちゃん言うな!」 「んじゃ行くか!」 アクセルはイルの腕を掴み、そのまま連行する感じで教室を出た。
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