第2章 クラスの中の再会

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校舎の中のちょっとした休憩スペースで2人は会話していた。 「まさかイルまで来るとは、俺といるのは何ヶ月ぶりだ?」 「約3ヶ月ぶりね。」 「そんなんか。で、遅れた理由ってやっぱりマリッジ?」 「昨日行くはずなのに、昨日言いやがった。」 イルの言葉にアクセルは苦笑いした。 「炎帝である俺と総帝のイル、重要な役割を持ってる俺らが3年程の長期休暇っていいのか?」 「いいんじゃないの?私達より年上の人が決めたんだし仕方ないよ。」 アクセルは軽く溜め息をする。 「何かあったら地帝のオッサンがいるからどうにかなるか。」 「だね、そろそろ案内してよ。まだ校舎の中そんなに見てないんだ。」 「あぁ。軽~く教えるぜ。」 休憩スペースから立ち上がり、校舎の中を歩きだした。 「このエルディカアカデミアは主に実技中心だからな、施設もそれに関連したものが多い。」 「へぇ~。」 2人は校舎の中を歩いていると、前から別の先生が歩いてきた。 「ん?こんな所で何をしているんだ?1年生は魔器の作成をしているはずだが。」 「レオン先生に言われ、遅れた特待生を案内しています。」 「そうか。俺はガルア・マーカス、3年生の担任だ。その服装だと2人とも特待生か。」 「イル・クライシスです。」 「アクセル・ヴァルディアです。」 「時間があったら手合わせをしたいものだ。それじゃあ失礼する。」 3年生の担任―ガルア・マーカスはどこに行ってしまった。
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