第2章 クラスの中の再会

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「指輪?」 「指輪が魔器になるのか?」 イルはシンプルな指輪を人差し指、羽根が彫られている指輪は中指にそれぞれはめた。 「魔器には2つのタイプがあるんだ。 1つ目はアクセルのような魔器を空間魔法にしまうタイプ。これが1番基本になる魔器のタイプ。 2つ目はイルのような最初からアクセサリーになっているタイプ。つけてしばらくしたら分かるはずだ。それに、そのようなタイプは空間魔法にしまわなくてもいいからな。」 レオン先生は2人に分かりやすく説明した。 「でも、つけたら頭の中に情報が流れてくるよ。中指につけた指輪は魔力の消費量を抑えるみたい。人差し指は…結構アバウト。実際に使ってみろ!って言ってる。」 「それは大変だな。」 レオン先生は教室の時計を見ると、11時30分を過ぎていた。 「それじゃあ魔器の作成はこれで終わりだ。それぞれ魔器をしまって13時に訓練エリアのグラウンドに集合だ。」 生徒達は魔器をしまうと何人かでまとまって教室を出た。 「俺らはどうする?」 「先に昼飯でも食おう。その後で考える。」 イルとアクセルは教室を出た。
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