第4章 使い魔の契約

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「それではこれから使い魔の契約を行う!」 訓練エリアのグラウンドで大声で言っているのはガルア先生だった。 グラウンドには1年生の他に2年生や3年生全員と先生全員がいた。 「アクセル。」 「どうかしたのか?」 「使い魔の契約の後にやる合同任務って何?」 「1年生全員使い魔の契約を終わらせた後、バランス良く2年生2人と3年生2人と組んで一緒にギルドからの任務を行うんだ。俺らは特待生だから一緒になるのは同じ特待生だってグライブから聞いている。」 「それでは契約の方法をクロウ先生から説明をしてもらう。」 ガルア先生の隣に立ったのは、緑色のズボンに白いシャツに茶色のカーディガン。琥珀色の目にオレンジ色のセミロングの髪、緑色のヘアバンドを額にしている男性が立っていた。 「契約の方法は、グラウンドに契約魔法陣を書いておいたから、魔力でナイフを作って人差し指に少し傷をつけて血を少し流しておくんだ。 血を1滴契約魔法陣の中央に垂らせば、使い魔が出てくる。後はそれぞれ契約をすれば完了だ。記録はレオちゃんがやってくれるからな。」 「クロウ!レオちゃんって言うなっていつも言ってるだろ!」 「いいじゃんいいじゃん!」 クロウ先生は笑いながら言った。 「それじゃあ最初は特待生から始めるぞ。まずはアクセル・ヴァルディア!」 「は~い!」
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