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「---っ」
ある何でもない町に私はいた
「へましたな…こりゃ羽の傷が癒えるまで人間から隠れないと」
いつものように
空を飛んでいたリンは
たまたま通りかかった鳥たちに襲われ
この町へと落ちてしまった。
鳥たちにやられたせいか
羽は痛んでうまく飛べない
しばらくは人間から隠れないといけなくなってしまった
天使である彼女リンは
人間には絶対にみつかってはいけないと
小さい頃から言われていた
見つかれば
どうなるか分からないからだ
だから彼女たち天使達は普段は
空へ飛びその上で生活をしている
幸いにも
今は日暮れ時
人間達はあまり通らない道にリンは
いたのでそこだけは安心できた。
けれどこの緊迫した空間に長いはできない
「…とりあえず隠れる場所」
そういいながら路地の奥へと避難しようとしたその時だった。
「迷子かな?」
「!?」
、
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