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この小さな“幸せ”がいつまでもいつまでも続きますように…。
けれど、2人はまだ気づいてなかった。
このときすでに
終わりが近づいているということに。
小さな幸せの終わりはすぐそこまで。
「レン、愛している」
「俺もだ、ミク」
小さな幸せ
愛しく大切な日々。
やっと手に入れた。
終わりにしたくない。
-【契約の内容は…】-
例え終わりがきて君と2度とあえなくなるときがきても俺は…私は今を大切にしていきたい。
レンは幸せを願いながらミクを大切に抱きしめる。
その中天使が住む天界では騒ぎになっていた。
「リンは、リンは見つかったのか」
「…はい、ですが」
知らせを受け走る大天使カイト。
けれど天使の知らせを受けたのはあまりに酷な知らせだった。
「人間に恋に落ちそのために悪魔と取り引き堕天使になりました」
「……リンが?」
“カイト、ちょっくら言ってくるね”
「リン…が、バカなこ「事実です」
はっきり現実を告げられたその事実。
カイトは震えながら涙を流す。
「おのれ、人間め」
、
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