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「さっき言ったでしょ?……後払いで許すって」
「ふぇぇえ゛!!!//
は、恥ずかしいよ…っ」
顔を真っ赤にして涙目で訴える志乃
くそ……っ///
可愛すぎるっつーの
「志乃……好きだ
俺だけを見ろ…」
剣八と志乃の唇が重なる
そのとき一つぶの数珠が浮かんだ
(むむ!志乃殿、成功したようだな!)
女子更衣室をのぞいていた蛛大が感じ取った
(さすが志乃殿である…。剣八殿は周りの人間に壁をつくっているから難しいと思ったが……
きっと志乃殿の優しさが心に響いたんだろうな
あ、なんか我いいこと言ってるグフッ)
ハゲがそんなことを考えてるなか
剣八専用室では……
甘いキスの最中だった
く、苦しい……!!//
離そうにも腰と頭がっちり押さえつけられてるし…っ
後ろ壁だし…!
剣八くんすごく楽しんでるし……!//
意識が朦朧としてきたと同時に唇をはなした
「ぷはっ!!……ちょ……なが…い……てばぁ…っ///」
「くく…っ涙目で睨まれても可愛いだけだよ…?」
「ひっ…ぅ…///」
剣八は志乃の耳を甘噛みし舐めながら息を吹きかける
ぞわぞわと体中にしびれがはしり、上擦った声が漏れる
「耳やらぁ…っ///んぅっ!…ふぁッ!//…」
「志乃……っ!///」
あまりの志乃の官能的な姿に剣八の理性が壊れかけた瞬間…!!
「おいコルァ剣八ィィィィィ!!!
俺の志乃ちゃんに何さらしとんじゃぁぁぁ!!」
颯助が壁を突き破って乱入してきた
そう、壁を突き破って
大事なことなので
二回いいました☆
「そ、颯助くんっ
助けてぇぇ~」
ひしっ
「ちょ?!///志乃ちゃ、涙目&上目遣い&抱きつく、だとぉぉぉお!?!?!?////」
「イラッ……志乃?そんな犬っころほっといて続きしようよ?」
「いーやダメだ!志乃ちゃんいじめてんじゃねーよ変態野郎!志乃ちゃん怖かったね~」
優しくなでてくる颯助に安心した志乃は笑顔を向けた
ニコッ
「ありがとう颯助く「志乃ちゃァァァん❤❤」ぐぇっ」
「はぁぁ……
あほらし。犬っころがいい気になんなっつーの
まあいいや、志乃が好きになるのは僕だから
覚悟しててね?志乃」
剣八は志乃にデコチューして部屋を出てった
「さて、面白くなりそうだな」
心底楽しそうな笑みを浮かべる剣八であった
続く
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