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ここは某県にある孤児院。ここにはある事情で親をなくした少年や少女達がいた。
その孤児院の外で3人の少年がいた。
「ふぅ……」
後ろ髪にウェーブがかかっていて、煙草を吸っている少年、彼の名前は浅原 鶴来(アサハラ ツルギ)。
「体に毒だぞ鶴来」
紺色のセミロングのヘアスタイルの少年、彼は藤崎 涼平(フジサキ リョウヘイ)。
「ん………っと…これでよし♪」
後ろで髪を結んでいる少年、彼は八重洲 久(ヤエス ヒサシ)。
この三人はこの孤児院で出会った。苦労もあったが、今ではそれを感じさせないくらい楽しい日々を送っていた。
鶴来
「いや~今日は月が綺麗だねぇ」
涼平
「そうだな…」
久
「はい」
三人は満月を見ていた。今日の満月はいつもの満月よりも綺麗だった。
その時…目の前の空間が割れた。
「こんにちは」
鶴・涼・久
「!!!?」
出て来たのは日傘を持った女性だった。
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