暴走特急雲雀さん！

暴走特急雲雀さん！ ～そうだ！やってみよう!!～

今日も並盛町は平和（獲物がいて）で快晴だ。
雲雀恭弥は満足な顔で机上に広げられた書類を片付ける。
だが、途中で雲雀はその手を止めた。

……こんなに平和（獲物がいて）で…やっぱり獲物がいて（大事なことなので二回言います）快晴なのに、雲雀には何か物足りなく感じるのだ。
そう、まるで獲物が目の前に居るのに襲えないような………
そんな感覚。

一体何故だろう。

雲雀はここ最近あった出来事を思い出した。

…そう、最近夜中の学校に草食動物が集まって…何と言ったかな…確か、リング…争奪戦…？
確か…僕が雲…だったかな（そんなことどうでもいいけど）
その時にアレがこうなって…ソレがどう…で…………………………………そうだ！あの草食動物！アレを倒さなくちゃ僕のこの欲求は抑えられない！
そうだ！草食動物に会いに行こう!!
こうして雲雀の暴走特急は走り出した。