〈第一章〉魔王旅立つ

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「親父ギャグについて討論してた」 「討論してないし……。あんたが勝手に語ってただけじゃん」 「……よく解らんが、要するにその結果が“お許しをー”か?」 あれ?俺様シカトされた? 「そうゆうことー」 ちょっと待てや ナチュラルに俺様をシカトしてないか……? しかも“お許しをー”はユーアンの悪ノリだし 俺様まだ何もしてないし 「まあいい。……そろそろ出発するぞ」 「主人公の俺様を差し置いて仕切るなパシリ2号」 「誰がパシリだ?」 「お前」 「俺はパシリじゃない」 「異論は認めな「二人とも置いて行くよー?」 ……また俺様の台詞遮ったよアイツ しかも馬車に乗り込んでやがる 因みに馬車はソラの物だとさ しかも従者付き どこの金持ちだよ…… 「本当に置いて行くぞ魔王」 「貴様ら俺様を歩かせる気か?」 「「勿論」」 見事にハモったなこいつら…… いつか絶対殺す!! そう胸に秘め、俺様は村を後にした
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