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クレシィオが恐る恐る近付くと――
「どうかしましたか?」
「ワッ!!」
突然話し掛けられクレシィオはまたもや驚いた。
話し掛けた人物は女性だった。
三つ編みにした亜麻茶色の髪に
胸元に白いリボンを結んだ黒いタイトワンピース――
年齢は自分より年上だがクレシィオが知っている人と比べるとかなり若かった。
綺麗な人―――
クレシィオはそう思った。
でもこんな綺麗な人が家に何の用なのかしら―――?
「何か??」
再び話し掛けられたクレシィオは―――
「あ!分かった!貴女はもしかしてお母様が言ってた私の新しい家庭教師ね?!」
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