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「そういえば自己紹介していなかったわ。
私はクレシィオ。このヴィクトリア家の長女よ。
いわば貴女の生徒。貴女の名前は?」
「私……ですか?」
彼女は少し悩んでから……
「えっと……エメリオ。エメリオ・ノワールと
申します」
「エメリオね?いい名前だわ。
私が屋敷に案内してあげる。
お母様にも紹介するからこっちに来て」
「あ、ちょっと…………!!」
エメリオはクレシィオに引っ張られるまま
屋敷へと向かった――――
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