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何とか学校が終わり、くたくたで家に戻った。
因みに、私が通う高校は進学校でありながらも、部活の数は多い方で、中でも陸上部やテニス部などのいくつかは静岡県内でも一・二位を争うほど強い。
しかし、私はピアノの練習とレッスンに忙しい毎日を送っているので、帰宅部に所属する数少ない生徒の中の一人だ。
「カチッ」
鍵でドアを開けて中に入る。
母はいない。多分買い物にでも行っているんだろう。
現在の時刻は4時30分。レッスンは5時30分からだから、何かおやつでも食べてから指慣らすか。
そう思いながら冷凍庫を開けると、目の前にアイスが飛び込んで来た。
「おぉ~ラッキー♪」
私は迷う事なくアイスを取り上げ、ペロペロと舐め始めた。
偶然リビングのパソコンがつけっぱなしになってたので、インターネットに接続した。
そこで、私はあるニュースの記事を目にした。そのタイトルは、太く大きい黒い文字で書いてあった。
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