自己紹介

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とにかく、僕は見習いという半端な下っ端ではあるのだが、曲がりなりにも探偵で間違いないはずだ。 その現実に目を向ける前に問題提起をしておこうかな。 名探偵──探偵とはどんな職種・生物なのか。 僕のイメージで真っ先に浮かぶのは、僕の場合江戸川コナンやLがパッと浮かび上がる。 普通は名探偵と聞くと、シャーロック・ホームズとかいうのが一番にあがってくるそうだ。なんでも、外国人作家の書いた小説の登場人物らしい。 小説なんて読まないからあまり分からないなぁ。分かるのなんて、精々夢水清志郎くらいで、あまりにも知らない。 名探偵のイメージというのは、現場にいずとも事件の鍵となる要因や方法、動機などを当てずっぽうに屁理屈を当てたみたいな推理と仮定して、現場に着いた途端、数時間の内に解決させてしまうような、自己中心の暴論を吐く人種。 だから、働いてる草の根を分け、地道にコツコツ働いている官憲どもからは盛大に嫌われている。
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