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戦後我が国は日本国憲法三大原則の一つ『基本的人権の尊重』にあたる憲法第24条に示される『家族生活における個人の尊厳と両性の本質的平等』に基づきそれまで長くあった伝統的家制度が廃止された。 文化面でも戦後個人が最大に尊重される自由な気風のアメリカ文化が広く国民に浸透され、個人主義の風潮が蔓延している。長く守り継がれてきた日本固有の伝統的価値観や美徳は失われ、変質しつつある。 時代の移り変わりによって人々の価値観は変化するものではある。確かに現代国際社会で通用しない古いものの考え方や陋習は捨てて発展進化するのは必要なことだ。明治天皇が渙発された五箇条の御誓文にも示されている。しかし天皇を中心とするうるわしい国柄や伝統を大切にしようとも示されている。果たして現在の日本はそうであろうか。伝統文化、日本人古来からの美徳は受け継がれているのだろうか。一部の人々は守り継いでいても国民全体としてみて大きく離れ失われようとしているように思えてならない。
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