カフェゼリーの思い出

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ショートのペットボトルに入ったこの物体で目を惹かれるのは、ボトルの首には「クリーミーパウダー」と書かれた袋がかかっている点だ。 この出で立ちを見た瞬間から「ピピッ」って僕の毒物センサーが反応した! ボトルの側面には、なにやら説明書きがある。 「お好みのテイストに合わせてお楽しみください」、と。 なるほど、言ってるコト自体は正しいし気が利いてる。 このカフェゼリーには自由が溢れているのだ。 しかし・・・だ。 何故か納得がいかないのだ。よくよく見ると、、、、 「STEP-1  お好みの味の目盛りまで呑んでください」 「STEP-2  クリーミーパウダーを加えキャップを締めてよく振ってください」 と書いてある。 つまり、だ。「お好みの味の目盛り」に行くまでは、「お好みじゃない味をガマンして呑んでください」ってコトになるじゃないか!! などと、、、思いつつキャップをオープン。 飲み口にクチをつけ、ボトルを傾ける。 「ん?ん?ん?」 中身が出てこないのだ。その時点で腹が立ったが、そこは僕もオトナなのでグッとガマン(苦笑) 冷静にボトルを振り、もう一度チャレンジ! すると・・・・中途半端なゼリーの固まりがクチの中に無造作に転がり込む。 ゼリーも決して不味くはないが、かといって決して旨くはないのであった。 ゼリーが程良く減ったので、付属していたクリーミーパウダーを入れてみる。 白い粉が雪のように黒いゼリーを覆い尽くす。 キャップを締めて、ボトルを振る。 ボトルのあちこちに溶けきらない粉が、こびり付いてなんとも言えない小汚なさ(爆) まぁ、、、見た目で判断してはイケナイので、勇気を出して呑んでみる。 「ゲフ!!!」 クリーミーパウダーがダマダマとなり、気色悪いコト、この上ない! 企画の意欲は分かるのだが、いささか消化不良なこの商品。 思ったとおり、1シーズンで消え去っていきました・・・(合掌)
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