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私は辺りを見回してみましたが誰もいません
「君だよ。白い服の君」
そういえば、長い間、一緒にいますが初めて少年の声を聞きました
「見えてるの?」
私を恐る恐る聞きますが少年は答えません
やっぱり一人ごとなのです私の姿は誰にも見えないんだから...
「君は幽霊みたいな事をゆうね。いや、実際、幽霊に会った事はないからこんな事をいうのは変なんだけどさ...。」
びっくりして声もでないとはこの事でしょうか私の姿が少年には見えているのです。
その夜はそれはもうたくさんのたくさんのお話をしました。私が幽霊だってお話をした時は少年は大笑いました。
ほんとの事なのに笑われたのは腹がたつけれどそんな事はどうでもいいのです。だってやっと一人ぼっちから解放されたのですから
それから私と少年は毎日、毎日はなしました。冬に降る雪が何でできているかや夜はどうして暗いかとかどうでもいいお話ばかりたくさん、たくさんしました。
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