Prologue

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   こんなつまらない、ろくでもない女なんて、もっと早くに捨ててくれればよかったのに。  そう呟いたあたしを、彼は振り返って見下ろした。  少し哀しそうに目を細めた彼と、やけになってもつれ合ったのは、ついさっきのこと。  ただ、好きだっただけなのに。 .
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