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さとり
「能力というのは一人一人が持っている力のこと。でも能力がある人とない人がいるわ」
啓士
「なるほど…ところで皆の能力は?」
さとり
「私はさっき見せたように『心を読む程度の能力』よ」
こいし
「私は『無意識を操る程度の能力』だよ~」
人それぞれだなぁ。
道大
「お燐とお空は?」
お燐
「あたいは『死体を持ち去る程度の能力』」
お空
「私は『核融合を操る程度の能力』だよ」
啓士
「………はぃ?!」
核融合…?!もしかしたら全世界の脅威……?
道大
「なるほど…いろいろあるんだね……」
微妙にだけど変な汗が出てきたよ。
紫
「それと私は『境界を操る程度の能力』ね、それじゃ二人とも私の前に来て」
その指示通りに二人は紫の前に座る。
紫
「それじゃ…はじめるわよ」
すると紫は小さなスキマを開いた。
さとり
「どうするの?」
紫
「あの子の能力のスキマを見るわ」
そう言った後、紫は精神を集中させた。
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