第1詩 地底の都市

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「ふぅ……」 座敷に座る一人の少女。彼女の名前は古明寺さとり。ここ地霊殿の主。 さとり 「暇ねぇ……」 物思いにふける。 その時であった。襖が勢いよく開いた。 「お姉ちゃん!大変だよ!!」 彼女は古明寺こいし、さとりの妹。 さとり 「どうしたの?!こいし」 こいし 「人が倒れてる!!」 さとり 「分かったわ!こいし案内しなさい!」 こいしは分かったと返事をしてさとりを案内した。 こいし 「ここ!」 こいしが指差した先には啓士と道大が倒れていた。 さとり 「この二人…もしかして外の人間?!」 こいし 「おそらくそうだと思う…」 倒れている二人を見る。 「さとり様、どうなさいました?」 するとネコミミの少女がやってきた。 さとり 「あ!お燐!運ぶの手伝って!」 「わかりました!」 3人で倒れている2人を運んだ。
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