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「あーあ、小者がうじゃうじゃ。」
教室に入ると挨拶もなしに高野が背中をバシバシ叩いてきた。
「えっ?虫?」
翔は騒いでいる。
そういえば翔は虫が苦手なんだっけ。
「あ。鍵見つかったんだね。」
「うん。」
あれ?そういえば体が軽くなった。
「どうかした?」
高野がキョトンとした顔で見つめてくる。
「なんでもない。」
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それから数日後、桜公園は跡形無く消えた。
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