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「いらっしゃませぇ」 今日も俺はコンビニの深夜のバイトをしている。いつまでこのような生活を続けるのか全く分からない。とりあえず今は今生活できる金があらばいいという感じだ。 「全部で329円になります」 しかしこの生活にも飽きてきた。バイトをして,アパートに帰り寝てそしてまたバイトへ行く毎日。はっきり言ってだるすぎる。 「ありがとうございましたぁ」 金,金,金。この世は金さえあれば何でもできるが逆に金がなければ何もできない。バイトの金も微々たるもの。生活するのが精一杯で貯蓄なんてできるわけがない。 「上村君上がっていいよ」 「分かりました。おつかれさまでぇす」 どっかに10億円くらいころっがってねえかな。 あるわけねえか。 そんなバカなことを考えながら俺は着替えて帰路についた。
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