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『嫌なら帰ってもいいんだぞ?』
『嫌なわけないでしょ?!
突然過ぎてビックリしただけよっ!
でも今日学校どーしよ…
着替え持ってないし…』
『今日土曜だぞ?学校あんのかよ…』
『あっ…忘れてた…。
ぢゃ今日取り行ってもいい?』
『いいよ。でも親大丈夫なのか?家にいて外出禁止とかにったら俺泣くぜ?』
『大丈夫だよ?お母さん出張でいないから。』
咲妃の家庭はいわゆる母子家庭だ。父親は小さい頃に家を出て以来会っていないらしい…。
『了解。ぢゃ一服したら寝るから先に寝てて良いよ?』
俺は中3の時からタバコを吸っている。最初は好奇心からだったが気づいたらハマってしまいセブンスターにベタ惚れしてしまった。
本当はいけない事なんだが…
『大丈夫。夏魅がタバコ吸ってる所見たい♪』
『わかった。ぢゃちょい待ってて』
『はぁ~い♪』
俺はテーブルに置いてあったタバコとライターを取り火をつける。
カチンッ。シュッ。カチンッ。
ジッポ特有の音が部屋に響く。
『――――ふぅ~。』
俺は口の中に含んだ煙ひ吐き出した。
タバコの先から漂う煙が絵を描く様に舞う。
そんな俺を見ながら腕にくっつきニヤニヤ笑ってる。
咲妃の笑顔がこんなに可愛いなんて全然気付かなかった。
『ねぇ~?』
『ん~?』
『4月3日が私達の記念日でいいんだよね?』
『そぉだよ?2日がいいのか?』
『ううん?3日でいい♪』
昨日会った咲妃とは別人だ
いわゆるオラニャンなのだろうか。でもそぉゆう咲妃も悪くない感じだと思ってるとタバコが短くなり火消しに差し、咲妃に
『終わったよ。寝るぞ?』
俺が話しかけると咲妃は半分夢中だった。
『仕方ねぇな。よいしょっと』
俺は咲妃をお姫様抱っこしてベットに連れて行き、布団を掛け同じベットで眠りに就いた。
『なぁ~つみぃ~♪』
咲妃は寝言で俺の名前を呼んでいた。一体どんな夢を見ているのか?つい俺は笑ってしまった。
咲妃の寝顔はとても可愛らしく愛しかった…
『おやすみ。』
俺は咲妃の額に軽く
キスし瞳を閉じた
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