咲妃

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俺は朝どんなに忙しくてもコーヒーを飲むことにしていた。 理由って理由はないけど強いて言うなら頭がスッキリするからかな? 当然ブラックではない!! 俺は甘党だからあんな苦いもん飲めるわけがない。 『ぢゃ私もコーヒーでいい! 夏魅が煎れたコーヒー飲みたいし♪』 『ぢゃこれテーブルに持ってって。俺コーヒー煎れるからさ』 うん!!と言って昼食をテーブルに持って行きソファーに座る咲妃。 5分後…俺はコーヒーカップを両手に持ちテーブルへ向かった。 待ちくたびれたかの様な瞳で見つめてくる咲妃… それはまるで何か言うことあるでしょ? みたいな瞳だった。 『お待たせ。』 『ぢゃ食べよっか!』 2人で手を合わせ同じタイミングで言った。 『いただきます。』 『いっただきま~す♪』 俺は5分も掛からず食べ終わったにもかかわらず咲妃は20分も掛けてやっとパンを食べ終わった。 俺は時計を見ると14時を過ぎていた。 これは昼飯ってかおやつになちちまったな。するとようやく、 『ごちそうさまでした♪』 食べ始めてぴったり30分で食べ終わった。 『食べるの遅いな咲妃って…』 『いつもならもっと早いんだけど… 今日は夏魅の料理だからゆっくり味わって食べたの…』 こいつは何て照れる事を言うんだ!! 『バカッ!!ハズい事言ってんなよ!これから毎日食べさせてやるよ』 俺は自分の顔が真っ赤なのがわかった… 咲妃も俺と同じなのか真っ赤になっていた。 『ぢゃ着替えて行くか!』 『私…制服しかないんだけど』 そーだよな…流石に制服ぢゃマズいよな(汗) 『俺のTシャツとスウェットでよければ着るか?』 『いいの…?』 『彼女の特権ってやつだな? ぢゃ持ってくるから待ってろよ』
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