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『何考え込んでるの?
…まさか他の女の子の事考えてたの?』
『そんなわけないだろ?
ただ恋人って良いなって考えてただけだよ』
『なら良かった。安心した…』
俺は無意識の内に不安にさせていたんだ…
自分の馬鹿さ加減に呆れる
『ねえ?夏魅は嫉妬とか束縛激しい方?』
考えた事もなかった。確かに嫉妬も束縛もするけど、激しいとかそうぢゃないとか考えた事がない。
『多分両方とも結構激しいと思う…』
『そっか♪良かった。
私ちゃんと愛されてるんだね』
『何でそぉ思うんだ?』
『だって嫉妬も束縛もその人を本当に大事に想ってるって証拠でしょ?「それ程愛してるんだ!!」みたいな?だから嫉妬も束縛もすごい良い事だと私は思うんだ。』
確かに咲妃の言う通りだ…
でもそれには限度がある
やりすぎれば相手はウザったくなるだけだ…
ウザイとか重いとか言われるのがオチだ
俺はそういう経験をしてきたから分かる。
ウザイとか言ってる本人は何も感じないだろうが言われた方はとても傷付く…
それ程相手は想ってくれないのか…と考えてしまい相手を疑ってしまう。そんなの恋人ぢゃない…
『咲妃の言う通りだと思うよ』
『でしょ?!良かった夏魅が分かってくれて。』
『ぢゃ俺も着替えて咲妃んち行くか!!』
そぉ言うと俺は着替え始めた。着替えると言ってもTシャツを換えスウェットを着るだけなのだが…
俺がTシャツを脱ぎ始めた時、
じーと咲妃が見つめ始めたのだ
『何だよ!』
『何でもないよ(汗)
ホントに何でもないから!!』
まぁいいかと思いささっと着替えた
『んぢゃ行くぞ』
『うん。』
俺はタバコに火をつけて財布と携帯と鍵を持ち家を出た。
俺んちから咲妃んちまでは歩いて30分ぐらいの所にある。
意外と近くて助かった。
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