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あれから1時間が過ぎた。
始業式も終わり俺達は教室にいた。
俺と美桜は同じクラスだった。
『これで何回クラス一緒?』
不意に美桜が聞いてきた。
『知るか!もぉ数えてねーよ』
実際何回目…なんて数えてない。
ただ覚えてるのは去年も一緒のクラスだったということ
『おーい。神崎!安田!
早く席に座らないか!』
…え?
いつ入ってきたあのオヤジ!?
てか何で皆席着いてんの?
『夏魅!!早く座んなさいよ』
えぇ~!!いつの間に!?
何故か美桜までも席に着いていた。
『…ハイハイ』
渋々俺は席に着いた。
そこから長々と話は続き…
いい加減帰りたい俺は
『先生ー帰りたいんですけど』
と俺が手を挙げて発言すると
『あたしも同じ意見でーす』
と美桜も同じ様に手を挙げた。
『ま…まぁ今日はいいか。
ぢゃHRを終わるぞー
各自直ぐに帰宅するように』
そぉ言って先生は教室を出た。
『よっし!やっと帰れる…』
俺はガッツポーズした
『何言ってんの?
あんたは帰れないわよ!』
美桜の言葉に耳を疑った。
『か…帰れない…?』
天国から地獄に突き落とされた感じだ。
『…はぁ!?何でだよ!!』
『何でって咲妃と約束してるからに決まってるぢゃない!!』
横暴だ…横暴すぎる…
心の中で俺は泣いた(笑)
『なんで俺まで行かなきゃいけねーんだ?』
『そ…それは…』
珍しく美桜が戸惑った。
何か久々に見たな(笑)
『い…いいから一緒に来なさい!!』
『お、おぃ!ちょっ…』
美桜は俺の腕を強引に引っ張り咲妃との待ち合わせ場所に急ぐ
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