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褒美をとらせる
「おぬし達五名を生徒会執行部に任命する」
生徒会執行部…全ての生徒の頂点に立ち学園を導く指導者、つまりは内閣
「つまり、学園は任せるという事ですか?」
国王は髭をふさふさしながら答えた
「そうじゃ、おぬし達の方がより良き方向へ導けよう…この国は任せよ!もう下手はせん」
「私は外して頂きたい!」
そんな中一人声をあげた者がいる
「デルト、あなた失礼ですわよ」
執事の失態は主の失態、シウナはデルトを叱る…が
「私はお嬢様におつかえする身…お嬢様以外の方の上に立つ等できません…」
国王はしばらく黙り口を開いた
「あい、わかった!では、そなたには国の意見役をやって頂こう…それで、どうじゃ?」
「私が…ですか…」
意見役…国に対し問答無用で意見を言う権力を持つ幹部職だ
「そなたが一番冷静だったからな…お願いしたい」
「御意…」と答えたデルト頭はしばらくあがる事はなかった
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