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男は半泣きでこちらを見つめている。
「……く、ひっひっひっ! しかし甘い! 能力は発動したぜぇ!!」
男は俺の上履きに指差した。
俺は上履きを脱いだ。
「……なにィィィィい!!!? こ、こいつ……無敵か……ぐは」
男は悶絶しながら、吐血して気絶した。なにこれ怖い。
ていうかこの男も俺のクラスメイトなんですけど。俺のクラス怖いんですけど。
「寅丸君、流石ね」
背後には仁王立ちした未子立っていた。なにこいつ、めっちゃ元気じゃん。
「それでこそ正義軍よ。さ、正義軍本部に行こっか!」
「もうちょっと名前ひねれよ」
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