第01章

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「見付けて来た。」 悠がそう言って私の腕を前に引っ張るから私は皆の前に出た。 「……」 3人とも目を見開いたまま動かなくなった。 「ひ、久しぶり…」 私はこの空気を何とかしたくて口を開いた。 「あの…、あの日突然いなくなってゴメン…なさい。」 私が下を向くと宏志が口を開いた。 「顔を上げてよ紅ちゃん。俺達怒ってなんかないよ。」 「え…?」 ・
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