第03章

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小屋に着くと恂は戸惑う事なくドアを開ける。 「うわ、結構何でもあるな…」 「多分猟師とかの小屋なんじゃない?」 恂が私に言う。 そんな所使って大丈夫なのかよ…。 思わず私は苦笑い。 「…紅、家とかに連絡は?てか、帰んねぇの?」 「…私に家なんてない。恂は?」 「俺は…、親と色々あってさ」 「そっか…」 私の家は何処なんだろう。 「お前変わってんね。」 「は?」 「だって普通は"親が心配してる"って言うのに。」 それは普通の親に育てられた人間だけが言える言葉だよ。 「だって現に子供を捨てる親はいるじゃない」
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