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入学式当日。
「いってきます」
天気は俺の門出を祝うように晴天。
「と~もや!」
「おっ、徹」
徹「まだ緊張してんのか?」
「あぁ…」
徹「ほんっと人見知り激しいよな」
「まぁな…」
高校まで道を徹と話ながら歩く。
まぁ中学もそうだったけど。
「ついちゃった…」
高校に到着。
すでに顔もあげられない。
徹「下ばっか見てると転ぶぞ。よしっ、教室行こうぜ!」
「おう…」
ちなみに俺と徹はB組。
徹が同じクラスでほんっとに良かった。
徹「よし入ろ!」
「あぁ…」
すでに開いている教室のドアを通る。
教室には見たことない人ばかり。
「あ~…」
徹「心配するなよ!あ、席見てこようぜ」
俺達は黒板に貼ってある席を記している紙を見る。
「まじありえねぇ…」
徹「大丈夫だって!休み時間にそっち行ってやるから!」
俺と徹は離れた。
しかも俺は1番右端の前から三番目。
徹は左端の1番前。
遠すぎるだろ…
落ち込んでいると教室に一人のちょっとイケメンの男性が入ってきた。
矢「皆さん、おはよう。俺はこのB組の担任の矢島健一だ。よろしくな。」
なんだよカッコイイな。
矢「まぁ自己紹介はこれくらいにして早速体育館へ移動する。廊下に二列で並んでくれ。」
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