すてーじ【2】「契約」

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「終わったのか?」 「はい。」 康平の問い掛けに大剣を持ったままのシュガーが笑顔で答える。 「なぁ、それ仕舞った方がいいぞ。 ってか聞きたいことが沢山ありすぎて もうどうでもいいや。 とりあえず、無事に済んで良かったよ。」 「御主人様、本当にありがとうございました。 御主人様ずっと嫌がってたから…私…。」 「ば、ばかっ!泣くなって!」 ヒラリ。 「んっ? シュガー何かポケットから落ちたぞ。」 「あっ!それは御主人様になる方に渡す様にと王様から預かった物です。」 康平は落ちた紙を拾い書いてある文章を読んだ。 「えぇ、なになに。王宮兵士との契約マニュアル? 契約は両名の頭部を1秒以上当てる事で完了する…? って事は…わざわざキスすることなかったじゃん…。」 「えっ?」 「えっ?じゃねぇよ! シュガァああ!!」 「ごめんなさい御主人様ぁ!」 逃げるシュガー、追う康平。 二人の出会いはいきなりのキスから始まるのでした。
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