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「終わったのか?」
「はい。」
康平の問い掛けに大剣を持ったままのシュガーが笑顔で答える。
「なぁ、それ仕舞った方がいいぞ。
ってか聞きたいことが沢山ありすぎて
もうどうでもいいや。
とりあえず、無事に済んで良かったよ。」
「御主人様、本当にありがとうございました。
御主人様ずっと嫌がってたから…私…。」
「ば、ばかっ!泣くなって!」
ヒラリ。
「んっ?
シュガー何かポケットから落ちたぞ。」
「あっ!それは御主人様になる方に渡す様にと王様から預かった物です。」
康平は落ちた紙を拾い書いてある文章を読んだ。
「えぇ、なになに。王宮兵士との契約マニュアル?
契約は両名の頭部を1秒以上当てる事で完了する…?
って事は…わざわざキスすることなかったじゃん…。」
「えっ?」
「えっ?じゃねぇよ!
シュガァああ!!」
「ごめんなさい御主人様ぁ!」
逃げるシュガー、追う康平。
二人の出会いはいきなりのキスから始まるのでした。
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