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私は帰る途中にスーパーに寄り、食材を仕入れてきた。
「悪いな疲れてるのに」
「気にしないで今、作るから」
「手伝うよ」
「だって裕ちゃん、疲れてるでしょ?」
「気にするなっていずれは一緒に暮らすんだから」
「裕ちゃん、私まだ返事をしてないし、ゆっくり考える時間も欲しい……
それにまだ考えるゆとりもないよ……
どうしてそんなに焦るの?」
「別に焦ってないけど、香織とずっと一緒に居たい気持ちが抑えられないんだ」
「裕ちゃんの気持ちは分かるけど、半年後には発表会もあるし……」
「分かったよ、しばらくは仕事を続けて」
「裕ちゃん私もあなたと一緒に暮らしたい」
私はやっと自分の気持ちに素直になれた。
「じゃぁ家を探そうね香織のピアノが入るくらいの広さの家を」
「裕ちゃん」
「香織のピアノ、俺は好きだよ」
「裕ちゃん私一時期はプロになることも考えたのでも、私は教える事を選んだの」
「香織はプロでも通用すると思うけどね……
先生をしてる香織は可愛いと思うよ」
「裕ちゃん」
「香織、俺と結婚してください」
「裕ちゃん……」
「一緒に暮らすんだ結婚を視野に入れて欲しい」
「分かったわ」
「じゃぁ俺のプロポーズ……」
「お受けします。
不束者ですがよろしくお願いします」
「香織、ありがとう」
裕二は私を抱き締めて甘いKissを落とした。
夕食を済ませ、私達はパソコンで新しい家探しを始めた。
「香織、ここはどうかな?
ここから近いみたいだし」
「そうね」
裕二は近々完成予定の高級マンションを見つけてたのだった。
確かに裕二の家も広いが、この部屋は建物の中でも一番広くて大きい
「香織のピアノも入るよ、それに将来の事を考えると」
「裕ちゃん」
「俺たちの子供が産まれた時の事も考えないとね」
「裕ちゃん」
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