スタートという名の序曲

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入学式が終わり翌日の学校 迅は中学からの友人である 進崎と共に登校していた 「今日から高校生活スタートか。迅なんて頭良いくせにこんな中の中な学校で勿体ない」 「……別に興味無い」 「まぁお前はそういう奴だしな。彼女とかお前なら4・5人は余裕だろ」 「…別に…いらない」 「ほんと勿体ないよなぁ。俺がお前なら即彼女つくってるぜ」 「………ドンマイ……?」 「いやお前にドンマイとか言われても結構傷つくし、しかも疑問形なのがまた辛いぜ」 そんな風に若干一方的な会話をしていると学校が見えてきた 因みに進崎のルックスも悪いわけではなく一般でいう中の上か上の下ぐらいであった 「よし、迅!どっちが先に彼女ゲットか勝負しようぜ!?」 「……負けるから良い…」 「お前が勝つ気ないだけだろうが…お前がその気になりゃ5秒で勝利だよ」 そんな会話をしながら二人は教室へ向かう ※因みに何故絶対的人気がある迅がむしろ5秒も掛かるかと言うと、返事は即答でも迅が基本無口な為、言い切るまでに5秒掛かってしまうというわけだ  
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