あなたを想う

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~call~ あなたへの電話 掛けるのは 心臓が早まって 頭が真っ白になって あなたに嫌われないか なんて考えて どんな声を最初出せば良いか なんて考えて いつも私は どんな話し方をしてた? って自分が分からなく どこまでも さかのぼって行く感じ あなたが出た あ、 あなたは笑う 私だけに向けられた 優しい笑い声 口から心臓が飛び出そうだ 私はちゃんと 話せているだろうか でも あなたは笑って話してる 嫌われてないですか? 聞けるわけない 怖いもの だけど そんな明るい声で話されたら 嫌われてないって 想って良いですよね 電話を切った後 あなたの声が ずっと耳に残ってて ゆっくり余韻に浸った 私だけに掛けられた 優しくて甘い声 誰にも聞かせたくない 私だけに聞こえる 独占欲が強いでしょうか あなたから 電話が来るのを 待ってるって言うのは
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