第四章 死闘、そして運命の再会

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ラシアスは口元に笑みを含んで目を細めた。 「では、あやつが貴様にあの日の真実を偽っていたとしても、それでも本当に助けたいと思うのか?」 「あの日の……真実?」 「そうだ、知りたいか?」 彼の言葉をこれ以上聞いてはいけないと分かっていたが、続きを知りたかった。それを察したのかラシアスは続ける。 「貴様の記憶では、あの少女は貴様を庇って死んだのだったな。だが、真実は違う」 ラシアスが早く言いたくてたまらないというように、喜悦した笑みを顔じゅうに浮かべた。 「あの少女は貴様が殺したのだ」 「……嘘だ」 フーガは大きく首を振った。そのような言葉を信じたくなかった。 「嘘ではない、貴様が殺したのだ」 「黙れ、そんな嘘に俺が騙されると思ってるのか!」 「怒りを沈めろ、ベルナール。貴様が余になんと言って、あの少女を生き返らせようとしたか教えてやろう」
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