第四章 死闘、そして運命の再会

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「そういう答えづらいことは聞かないでよ」 流し目にフーガを見て頬を赤くした。 レナの態度に背筋が寒くなり、鳥肌が立つ。彼から逃げるように、すぐ二歩離れた。 声を張り上げ、ミズキが告げる。 「これにて、任務を終了して学園に戻る。異論はないな」 その言葉に反論するものは誰もいなかった。 一人で走り出したミズキの後をアルトが追いかけ、ノエルが「抜け駆けは許さないわよ!」と言って追う。 モモナが足を一歩踏み出そうとして後ろをふり向く。大きく手招きをして、彼女がレナを呼んだ。 彼女のもとにいく前にレナが尋ねる。 「本当はどうしたいのか、分かってるんでしょう?」 「……俺は」 レナが口ごもるフーガを優しい目つきで見た。 「私は先に学園に戻ってるから、フーガ君も必ず帰ってくるんだよ」 そう言ってレナはモモナの側にいき、一緒に駆け出す。小さくなっていくレナの背中を見て、フーガはなんとも言えない心持ちになった。
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