204人が本棚に入れています
本棚に追加
たちまち笑顔になった薫を見て、光は安堵した。
お金は必要無いことを告げると、薫は泣きながら頭を下げて、その場から去って行った。
光は…薫を愛していた。
きっと薫は、その時が初対面だったと思っていたに違いない。
しかし…光は街を歩くたびに、薫の姿を見つけては、トキめいていたのだ。
そして漸く自分の店に立ち寄ってくれた…。
とても嬉しくて…。
思わず後を追いかけた。
最初のコメントを投稿しよう!