黄色い薔薇

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たちまち笑顔になった薫を見て、光は安堵した。 お金は必要無いことを告げると、薫は泣きながら頭を下げて、その場から去って行った。 光は…薫を愛していた。 きっと薫は、その時が初対面だったと思っていたに違いない。 しかし…光は街を歩くたびに、薫の姿を見つけては、トキめいていたのだ。 そして漸く自分の店に立ち寄ってくれた…。 とても嬉しくて…。 思わず後を追いかけた。
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