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「なるほど! 断頭台の惨劇を使えばいいのかっ!」
ターミア本部の扉を、そう言いながら開け放つマスター。
ガタガタっ!
ギルドにいた全員が一斉に立ち上がり、開けられた扉に依頼を期待する視線を向ける。
しかしその視線は、マスターを発見すると同時に、落胆した視線に変わった。
「はぁ……。何の問題も無くギルドを立ち上げられたけど、ちっとも依頼がきませんね」
カウンターに座りこみながら、肘をついて、ミストはそう言った。
「本当だよねー。ボクも、早く何かやってみたいなぁ」
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