2人が本棚に入れています
本棚に追加
ソファーに全身を預けながら、ヒヨリはそう言った。
その瞬間。
「うあああ―――っ!」
そんな叫びと共に、ミストの正面の位置に、カウンターをすりぬけて、腕が飛び出した。
「と、こんなことしても、最近のミストさんはちっとも驚いてくれないからなぁ。新しいイベントを強く希望~」
続いてカウンターの下からすりぬけて出てきたのは、アキラの頭だった。
「まったく……。そんな能力を持ってるくせに、やることがそんなことだなんて。宝の持ち腐れという言葉を体現してるわね」
腕組みをしながら、奥からアリスが現れた。
最初のコメントを投稿しよう!