天才ハッカー見参!

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「そういう事だ!ワダ君!とっとと『つるつる石鹸を』ゲットしてきたまえ!」 「断られたばっかりですよ!」 「二度とでも3度でも出向くのだよっ!『三顧の礼』の様に、地べたに頭をこすつけるか、札束で顔をブッ叩いて来たまえっ!」 「そんな無茶なぁアア!」 その時、天井のライトの赤いフラッシュと共に、コンピューターの、ブザーにも似た音が、等間隔で鳴り響いた マツオカは軽く舌打ちをしてから言った 「ボスからの指令の様だ。早くしたまえ!隣のマツオカルームへ行くぞ」 マツオカの後に続いて二人は隣の部屋に移動する そこは、ほぼ明かりがなく、青いブラックライトが所々を照らしている。 そして最新のハイスペックコンピューターが、ズラリと並び、チカチカと小さな光を放っていた マツオカは、中心にある62型の液晶テレビを指して言った 「みたまえ」
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