第1章 闇に隠れた死

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下の階に降り、卓球、ダーツ、その他ゲームコーナーで遊び、時間を費やした。 時刻は16時。さすがに皆、腹が減ったと嘆いていたので、軽食を摂る。 まだ物足りなかったが、腹八分目がちょうど良いと昔から母に言われているので我慢する。 「もうやることないなー」 田中が両手を首の後ろで組んでいる。 「そうだな。それに何か混んできたし」 栗林の言う通り、ちびっ子や学校が終わった学生の姿が増えている。 「じゃあとりあえず出るか」 俺がそう言うと、三人は立ち上がり、ロッカーに預けていた荷物を取り、ラウンドワンを後にした。
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