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04 「…ハンギョン?」 違和感を覚えた。 収録を終えて宿舎に戻ると、見慣れた靴の中に一足だけ新品の靴が並んでいただけなのに、 倹約家で、めったに変えないのアイツの靴が、いつの間にか新品になっていただけなのに。 「おい、帰ってたのかー?」 「ヒョン!!!!」 反応したのはハンギョンではなくて、ハンギョンと一緒に中国へ行っていたドンへだった。 久々に顔を見るとこっちまで笑顔になる、可愛い弟。 「おかえり兄さ~ん!どうしてこんなに遅いんだよ~!!」 早く早く、と僕の背中へ回り、リビングへ続く廊下を急ぎ足で急かす。
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