~序章~

2/3
前へ
/103ページ
次へ
2010年7月22日 むせ返るような暑さのとある夏休みの夜 僕、須賀 悠(スガ ハルカ)は夢を見た 人間として、男として少しダメかもしれないと感じる夢を 『ふぁ~。おはよ~、お兄ちゃん』 可愛らしい声を聴いて目を覚ます 隣には声の主と思われる“二次元美少女”が添い寝していた 寝ぼけて頭が働かない 「あれ…僕抱きまくらなんて持ってたっけ」 と“二次元美少女”に手を伸ばす 手が触れた瞬間その“二次元美少女”は 『うにゅ』 と可愛らしい声を出し、身をよじる “二次元美少女”に触った…柔らかい感触が手に伝わる 眠気が一瞬で吹き飛ぶ 「な、何コレっ…!?」
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加