~序章~

3/3
前へ
/103ページ
次へ
そう その一見二次元にしか見えない少女にはとても柔らかい感触があった 3Dもしくはフィギュアのように立体になり、そして動いている 驚いてベッドから落ちた遥は体制を立て直し状況を把握しようとする 「この娘は…茜ちゃん?」 その娘は、好きなアニメのヒロインであり、昨日の夢にも出て来た少女であることに気付く いやいや、この状況はない ありえない 「これは夢の延長だ」と己に言い聞かせる しかし 『おはよ、お兄ちゃん』 茜ちゃんはまたも可愛らしい声で挨拶をすると抱き着いてきた なんだこのリアルさは… まるで現実みたいじゃないか… 2010年 7月22日 午前8時47分33秒 僕、須賀 悠(16)高校2年生、ライフル部、二次ヲタは超能力に目覚めた
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加