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「てんめぇー」
そんなに嫌がることねーじゃん!!
今に始まったことじゃないんだし。
「あっ、ごめん!…か、蚊が止まってたの!」
そういって海羅は俺字からはなれ、キッチンへ戻っていった。
蚊?
今、冬だぞ?
蚊なんているわけないだろ、馬鹿海羅。
まぁ……さすがに朝はちょっと、な…。
渋々ベッドから出て海羅の元へ行く。
「空~?」
「あん?」
海羅はフライパンを器用に扱いながら俺を呼んだ。
「今日、何か予定あるかカレンダーみて~?」
「おー」
リビングのカレンダーには予定を書いている。
結構、良く大切な用事を忘れる俺たち。
○○の誕生日とか○○の授業は休講とか○○が訪問とか。
結構くだらない内容まで書いてある。
俺は指でカレンダーの日付を追いながら予定を確かめた。
えっ、今日は………
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