2月14日

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「てんめぇー」 そんなに嫌がることねーじゃん!! 今に始まったことじゃないんだし。 「あっ、ごめん!…か、蚊が止まってたの!」 そういって海羅は俺字からはなれ、キッチンへ戻っていった。 蚊? 今、冬だぞ? 蚊なんているわけないだろ、馬鹿海羅。 まぁ……さすがに朝はちょっと、な…。 渋々ベッドから出て海羅の元へ行く。 「空~?」 「あん?」 海羅はフライパンを器用に扱いながら俺を呼んだ。 「今日、何か予定あるかカレンダーみて~?」 「おー」 リビングのカレンダーには予定を書いている。 結構、良く大切な用事を忘れる俺たち。 ○○の誕生日とか○○の授業は休講とか○○が訪問とか。 結構くだらない内容まで書いてある。 俺は指でカレンダーの日付を追いながら予定を確かめた。 えっ、今日は………
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