心配と不安

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歩「別々の高校に通い出したらお互いに一緒の時間を過ごす事が出来そうにないし…」 涼「そんな事ないよ!家が近いんだから会いたくなったらいつでも会えるんだし…」 歩「…でも…」 涼「そんな泣きそうな顔するなって!俺達はいつでも会える距離に居るんだからさ」 歩「…涼…」 涼「だから、寂しくなったり会いたくなったら連絡して来いよ!会いに行ってやるからさ!」 歩「…ありがとう…」 そう言ってお互いの家に帰った…。 (ガチャッ) 歩「本当に…大丈夫…なのかな…」 自分の部屋に戻ってからポツリとそう呟いた…。 涼を信じてない訳じゃないけど… でも――… 違う高校なんだから… 不安になる事だってあるんだよ…。 涼の通う高校の女の子が "涼を好きになる事"だってあるかもだし…。 歩「やっぱり不安だよ…」 その日はそんな事ばかりが頭から離れなくて… あまり眠れなかった――…。
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