27人が本棚に入れています
本棚に追加
チュンチュン
ピピピ
ピピピ
「…ん…。」
眠い…。
俺は、鳥の鳴き声と真夏の蒸し暑さのせいで目を覚ました。
ふと、重い瞼を開けて時計をみる…。
っち…。
んだよ、まだ4時半じゃねぇか…。
俺はイライラとして頭をかきながら、一階のトイレへと向い、用を足した。
自分の部屋に戻る途中、喉が渇いたから冷蔵庫から麦茶を出して、容器のまま一気飲む。
「…グビ…グビ…グビ…っ!?、ゲホッゲホッ!!……ウグ…。」
うわ
容器傾け過ぎて、口にはいらなかったやつが鼻の穴に入りやがった…
更に、それにパニクってたら、気管支にも入ると言う二時災害が…
っあー!!
イライラする!
完全に目が覚めた。
俺は、麦茶の容器を冷蔵庫に戻し、部屋に戻って暫くボーッとした。
……暇だな…。
散歩でも行くか。
俺は、携帯と財布を乱暴にスウェットのポケットに突っ込むと家を出た。
…案外、まだ外は暗かった。
だけど、朝の涼しい風や、虫や鳥の声が心地いい……。
どこ行くか…
その前に取りあえず、何か飲み物買お…。
そう思い、誰も居ない道の真ん中を、我が物顔で自動販売機まで足を進めた。
最初のコメントを投稿しよう!